【センス不要】おしゃれが苦手な男へ。最初は靴一足と店員任せでOK

身だしなみ

先に結論を言うと、おしゃれが苦手でもセンスはいりません。最初に買うのは靴一足で、選ぶのは店員さんに任せていいんです。

変わりたいのに、一つ問題がありました。

変わったことを、周りに気づかれたくない。

新しい服を着て「急にどうした?」と言われる。髪型を変えて「好きな人でもできた?」と聞かれる。想像するだけで、何も変えないほうが楽に思えたんです。

そんな私も、友人のひと言をきっかけに、デパートで店員さんに一式選んでもらいました。着てみたら、周りは何も言いませんでした。何度か選んでもらううちに、最後は自分で決められるようにもなりました。

後輩
後輩

見た目は変えたいんですけど、急におしゃれし始めたと思われるのが嫌なんですよ。

先輩
先輩

気づかれずに変わりたいってことか。注文が細かいな。

後輩
後輩

笑いごとじゃないですよ。

先輩
先輩

周りが実際どう反応するかと、人見知りでも服屋に行ける方法。まずはそこからだな。

読み終わるころには、周りの目が気になったままでも、靴一足なら変えてみようと思えているはずです。

【原因】おしゃれが苦手な男が動けない本当の理由

何を買えばいいか分からない。それもありました。でも私の場合は、選び方が分かっても動けない理由が、もう一つありました。

高校へ入ると、靴が指定ではなくなりました。普通の人にとっては、好きな靴を履けるようになっただけでしょう。私にとってそれは大事件でした。

何を履けばいいのか分からない。周りを見ると、みんなの靴がキラキラしている。今思い返せば、あれはアディダスの普通のスニーカーでした。

当時の私は、家にあった紫色のメッシュ素材の靴を履いていました。

その靴を、穴が空くまで履きました。

知識もお金もありませんでした。ただ、それ以上に、新しい靴を履いて「靴変えた?」「どこで買った?」と聞かれるのが怖かった。

穴の空いた靴も恥ずかしい。でも、昨日までと変わらない。新しい靴は、「自分を変えようとしました」と足元から発表してしまいます。

私の中では、穴のほうが安全でした。

「穴のほうが安全だった」を表した古い靴の挿し絵

社会人になっても同じで、髪型を変えたいのに、変化に気づかれないよう二週間おきに五ミリだけ切っていました。この話は「似合う髪型が分からない男へ。写真を一枚と、困りごとを一つ」に書いています。

恥ずかしかったのは、頑張っている自分を見られること

今ならなんとなく分かります。私が恥ずかしかったのは、新しい靴でも、新しい髪型でもありません。

自分を変えようとしていることを、人に知られるのが恥ずかしかった。

何もしていなければ、「本気を出していないだけ」と言い訳ができます。ところが、新しい服を着た瞬間、その言い訳が使えなくなる。自分なりに調べて、お金を使い、勇気を出して着てきた。それでも似合っていなかったら、逃げ場がない。

だから、挑戦しない。挑戦していない人ではなく、あえて気にしていない人のふりをする。当時の私は、無駄にプライドが高めでした。

そのプライドは、自分を格好よくするためではなく、変わらないために働いていました。

【体験談】服を変えても、周りは何も言わない

変わるきっかけは、友人の女性からのひと言でした。

「雑誌を見て勉強したほうがいいと思う」
「デニムは、もう少し細いほうがいいんじゃない?」

強く否定されたわけではありません。子猫を撫でるかのように、ふわっと諭されました。

「そうなんだ……」

自分なりに何とかしてきたつもりでしたが、まだ何とかできていなかったと知りました。

それから雑誌で服を調べるようになり、ある日、載っていたミリタリーシャツを探しにデパートへ行きました。

各店舗をふらふらしていると、声をかけてくれた店員さんと話が弾み、約六万円で上から下まで一式選んでもらうことになりました。当時の私には、大きな買い物です。

ちなみに、目当てのミリタリーシャツは置いていませんでした。

ミリタリーシャツを探しに行って、ミリタリーシャツ以外を六万円分買って帰ったのです。

選んでもらった服を着ても、周りから何か言われた記憶はありません。笑われることも、女性から分かりやすく褒められることもありませんでした。

周りの人は、私が新しい服を着たことを会議の議題にはしませんでした。

もちろん、何か言われることはあると思います。でも、新しい靴も何度か履けば、いつもの靴になります。

私はずっと、その一回目だけを怖がっていました。

後輩
後輩

服を変えたらモテるようになるんですか?

先輩
先輩

分からない。服を変える前と後の同じ人を、並べて比べられるわけじゃないからな。

後輩
後輩

それ、検証できないやつですね。

先輩
先輩

服を変えただけで好かれるなんてことは、まずない。余計な減点が減る、くらいだ。

【結論】おしゃれが苦手な男は、靴一足と店員任せでいい

私のように、一度に六万円使う必要はありません。最初は靴一足でいいんです。服ほど組み合わせに悩まなくていいので、一歩目にはちょうどいい。

それを休日に履いて外へ出る。新しいものを身につけた自分に、少しずつ慣れていけば十分です。見た目から小さく自信をつける話は、「自信がない男へ。自信をつける方法は待たないこと」でも書いています。

何を買えばいいか分からないなら、店員さんに選んでもらってください。

センスがないから店に行けない、ではなく、センスがないから店員さんに聞くんです。

人見知りでも店員に選んでもらう方法

店の外から商品やマネキンを眺め、好みと大きく外れていない店へ入ってみる。私の場合は、店員さんから声をかけてくれるのを待っていました。

声をかけられたら、伝えるのはこの二つです。

  • 「予算は○円くらいです」
  • 「休日に出かけるときに履く靴を探しています」

予算は最初に言っておくこと。でないと、私のようにシャツを探しに行って六万円分コーディネートされて帰る男が生まれます。

その日に買わなくてもかまいません。「今日は見るだけです」と帰るのも一回目です。

店員さんへの伝え方は「服の選び方がわからない男へ。店員に伝える3つと試着のコツ」に、最初に行く店の探し方は「男の服はどこで買う?最初の店を探すブランド23選」にまとめています。

任せているうちに、自分でも選べるようになった

私もしばらくは店員さんに頼りっぱなしでした。それでも、選んでもらった服を着るうちに、「この形は似合う」「前の服にはこっちの色」と、手がかりが増えていきました。

気づけば、相談はしても最後は自分で決められるようになっていました。服を選ぶのが楽しくなったのも、この頃です。

最初の一足も、店員さんに選んでもらってください。紫のメッシュを穴が空くまで履いていた男が言うので、間違いありません。

【まとめ】「着ていく服がない」で誘いを断らなくていい

服を変えたから、彼女ができたわけではありません。ただ、外へ出る前に「こんな格好で大丈夫か?」と悩むことは減りました。

誘われても、「着ていく服がない」を理由に断らなくていい。

「外へ出られない理由がなくなった」を表した挿し絵

高校生の頃、キラキラした靴を履いていた人たちは、自分とは違う世界にいるように見えていました。でも、店へ行って、相談して、自分でもいいと思えるものを買ってみたら、そこは思っていたほど特別な場所ではありませんでした。

誰かより上に行ったわけではありません。

みんなと同じ場所に立っただけです。

でも、当時の私が欲しかったのは、たぶんそれでした。

後輩
後輩

新しい服を着て、何か言われたらどうします?

先輩
先輩

「ちょっと変えてみた」で終わり。

後輩
後輩

……それだけですか?

先輩
先輩

それだけ。実際、変えてみたんだからな。

今日からやること

① 今履いている靴の傷みや汚れを見る
② 近くの靴屋を一つ、スマホで探しておく
③ 店員さんに伝える予算を一つ決めておく

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